Fresh Hop Fest. 2018

ひろげよう!ホップの輪

今年収穫した国産ホップでつくったビールを楽しむお祭り

  • 9.1(Sat.)
  • 10.28(Sun.)

国産フレッシュホップIBUKIで、国産人工衛星いぶき2号を応援したい!〜種子島「Local Breweryからはな」

コウゴアヤコ

ビアジャーナリスト/ライター コウゴアヤコ

鹿児島県の離島、種子島。
鉄砲伝来やサーフィン、奇岩で知られているが、最近新聞を賑わせているのはJAXAの種子島宇宙センターだ。
2018年9月23日にもここからH-ⅡBロケット7号機が宇宙へと旅立った。

次回、10月29日に打ち上げ予定のH-ⅡAロケット40号機には、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき2号」が搭載される。初の国産人工衛星だ。
その種子島宇宙センターから車で5分、日本で一番宇宙に近い醸造所「Local Breweryからはな」では、人工衛星と同名の国産ホップIBUKI(いぶき)を使ったビールが醸造されている。

「Local Breweryからはな」伊藤理人さん

ビールを造るのはオーナー兼ブルワーの伊藤理人(いとうりひと)さんだ。
サーフィンが大好きという伊藤さんは種子島の波と風土に惚れ、2001年に埼玉県から移住。
2017年7月に種子島の特産品を使ったビール醸造所をオープンさせた。

定番3種。右からタンカンを使った「種子島のあかだいだい」、パッションフルーツの「種子島のパッションウィート」、緑茶の「種子島のもえぎ」

いつか種子島産のホップでビールを造りたいと、醸造所の一角でホップの栽培にチャレンジしていた伊藤さん。
醸造所名の「からはな」はホップの和名でもある。
台風が多い種子島でのホップ栽培は困難な取り組みかと思えたが、なんとか収穫することができた。
しかし2年目の苗はまだ若く、ビール造りに充分な量ではない。
知人の紹介もあり、今年は当サイトを通じて入手したフレッシュホップでビールを造ることにした。

自家栽培のホップ

届いたホップは、凍結粉砕された岩手県遠野市産ホップIBUKIだ。
打ち上げ予定の人工衛星と同名のホップに感動を覚えた。
(遠野市のホップ収穫の様子はこちら)

通常流通しているホップは、収穫後に乾燥、粉砕、圧縮されペレット状にしたものが使用される。
一方の凍結粉砕ホップは、乾燥させず冷凍したフレッシュホップだ。
封を開けると柑橘類を想像させるホップのフルーティーな香りが漂う。
「果物で例えると、干しブドウと生の冷凍ブドウくらいに違う!」
そう伊藤さんは感じたという。

煮沸中もホップの爽やかな香りが醸造所いっぱいに広がった

今回仕込んだビールは、ピルスナー麦芽をベースにしたペールエールだ。
初めての試みなので、フレッシュホップがどんな香りと苦味をもたらすか、楽しみでもある。

造られたビールは、10月29日いぶき2号を乗せたH-ⅡAロケット打ち上げが見られる長谷展望公園と、
10月6日~8日に銀座で開催される「GINZA de FRESH HOP FEST」
10月19、20日に鹿児島市で開催される鹿児島宮崎のローカルクラフトビールイベント「クラフトビアシャワー2018」でお披露目予定だ。

日本で一番宇宙に近い醸造所で造る国産フレッシュホップIBUKIのビールで、
国産人工衛星いぶき2号の打ち上げを応援しよう!

【ビアパブの方へ】
フレッシュホップを使ったビールは、参加ブルワリーとオンラインで直接お取引をすることが可能なプラットフォームサービス”BEER-EXPLORER”(ビア・エクスプローラー)から購入することができます。

コウゴアヤコ

ビアジャーナリスト/ライター コウゴアヤコ

1978年東京生まれ。杏林大学保健学部卒業。
ビール好きが高じて2008年から1年半、ミュンヘンで暮らす。旅とビールを組み合わせた「旅ール(タビール)」をライフワークに世界各国の醸造所や酒場を旅する。ビアジャーナリストとして雑誌『ビール王国』、海外生活情報誌『ドイツニュースダイジェスト』など様々なメディアで執筆。『ビールの図鑑』『クラフトビールの図鑑』(マイナビ)、『極上のビールが飲める120店』(エンターブレイン)など。

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