今年収穫した日本産ホップでつくったビールを楽しむお祭り

201991(日)1130(土)

GINZA de FRESH HOP FEST.

ビアジャーナリストアカデミー副学長/BJA2期生 川端ジェーン


この度の台風で被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。

 

台風が日本列島を直撃し、開催が危ぶまれておりました国産のフレッシュホップを使ったビールを集めたイベント、GINZA de FRESH HOP FESTは10月13日の1日限りとなりましたが、無事に開催することが出来ました。

なんと、会場入り前のチケット購入でも順番を待つ列が。前日が中止となったため、2日分の来場者が一気に押し寄せた印象です。列に並びながらリーフレットでラインナップを確認。どれから飲もうかと迷うほどの種類の多さ。

会場に入ると16種類もあるフレッシュホップを使ったビールが注文を待っていました。飲んでいる皆さんの笑顔や歓声。会場となったBEER TO GOはいつ来ても楽しそうではありますが、また一段と華やかな賑わいです。ビールを買うための列に並んでいる我々をよそに乾杯は繰り返され、笑顔が溢れています。どうして前売りを買っておかなかったのかと悔やまれます。来年は絶対に買っておこう!と心に固く誓いました。

入場券にはチケットが6枚ついており、1枚で一杯のビール(140㎖)と交換出来ます。見れば皆さん、6杯ずつ注文されています。すぐに撃ち抜かれそうなので気になるビールはまず買っておかないと、という焦りが生まれます。ただ、魅力的な16種類から半分以下に厳選するのはなかなか厳しいものがあります。

ホップちゃんのシールとビールを交換

国産のフレッシュなホップとひとくくりにされていますが、岩手や京都、はたまた東京都下とホップの産地はいろいろ、もちろんホップの種類も色々です。そして、ビールのスタイルもホップの苦さを前面に押し出すようなIPAばかりではなく、ベルジャンホワイトやペールエール、ケルシュなど多岐にわたっていました。

この中から選ぶのは辛いものがあります
全種類分のチケットを買えばよかったと後悔しました

とりあえず開催場所のSPRING VALLEY BREWERYのHop Fest 2019から頂きます。岩手は遠野のIBUKIというホップを使ったクリアな味わい。思わずニヤニヤしてしまいます。多くのビア友さんを見つけ、自分のビールと交換してはいろいろな種類を飲んでは「これが好き」、「こっちも美味しい」、「そっちのも良かった」とにぎやかなビール談議に花を咲かせます。

ビールの名前は番号で書かれています

もちろん、フードもあります。チケット1枚からありますが、揚げ物は2枚から、という具合です。量や内容によって1-3枚のチケットが必要となりますが、今回はチケット1枚で買える1度食べたらやみつきになるというきゅうりの漬物と、同じくチケット1枚で買えるなかでの一番人気というキノコをチョイス。その日は協賛してくださっているカルビーさんからソラマメ味の味そのままのmiino(ミーノ)というスナックがプレゼントされました。

紙皿のミーノはカルビーさんから来場者へのプレゼント。これがまたビールに合う!

しかも、このイベントには話が弾むばかりではなく、場を盛り上げるための様々な仕掛けもあります。童心に帰れる顔はめ看板は手持ちなのでこのまま乾杯もできます。

思わずやってみたくなる顔はめ

また、壁のオブジェは真ん中に立つと天使の羽のように見えるため、誰でもビールの天使になれます。やっている本人はわからないのですが、周りは大うけです。

前に立つと天使になれるオブジェ

美味しいビールとおつまみ、楽しい仕掛けなど楽しめる要素満載のイベント、GINZA de FRESH HOP FEST.は終わってしまいましたが、10月18・19・20日の三日間は大阪での開催が予定されています。関西方面の皆様、ぜひ足をお運びくださいね。

 

 

 

ビアジャーナリストアカデミー副学長/BJA2期生

ベルギービールをこよなく愛しています。笑顔でビールを酌み交わせば世界平和は実現すると考えています。ビールが好きすぎてたまに他人と知人の境目がなくなってしまいます。ビールの美味しいお店で見ず知らずの人に話しかけていたら、それは私かもしれません。
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