今年収穫した日本産ホップでつくったビールを楽しむお祭り

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~ホップそよ風通信~【イシノマキ・ファームでホップ収穫体験】8月11日は畑でキャンプはいかが?

コウゴアヤコ

ビアジャーナリスト/ライター コウゴアヤコ

7月28日に開催された「イシノマキホップ収穫体験&ランチビュッフェ」に参加してきました。

宮城県石巻市では、2017年から2か所の圃場でホップが栽培されています。
これは石巻市で農業を通じた就労支援を行う「一般社団法人イシノマキ・ファーム」のプロジェクトのひとつ。
「農を通して地域、社会、そして自然とつながる」をコンセプトに、多くの地域住民を巻き込み、人びとが地域で循環できる仕組みとしてホップの栽培が始まりました。

今回は、古戸沢ホップファームでカスケードホップを収穫しました。

台風5号が接近し、開催が危ぶまれていましたが開催時間には青空が畑一杯に広がっていました。
とはいっても早朝まで降った雨で圃場はぬかるみ、各地から集まった参加者30名は長靴を履いての作業になりました。
山から下りてくる涼しい風と、燦燦と降り注ぐ太陽光のお陰で、上のほうのホップはすっかり乾いて、収穫を待っています。

【撮影提供:イシノマキ・ファーム様】

ホップの蔓が巻き付く棚は5メートルもの高さがあります。
海外や大きな圃場では蔓を切り落としてから地上で作業をするところもあるそうですが、イシノマキ・ファームでは、人間が脚立で高いところに登って作業をします。
ホップが擦れて茶色に代わってしまうのを防げますし、まだ成長途中のホップもあるので、ひとつひとつ選んで摘み取っていきます。

高所での作業に、みな最初は「恐る恐る」という感じでしたが、すぐに夢中になってホップを摘んでいました。
手作業で手間がかかる分、カゴに集められたホップにも愛着がわきます。

収穫されたホップは酸化を防ぐため、2時間以内に真空パックされ冷凍保存されます。
これが、岩手県にあるいわて蔵ビールに運ばれ、美味しいビールに生まれ変わります。
昨年醸造された「巻風エール」も大好評でした。

今年は、小量ですが醸造所向けに販売も行っていますので、ご興味のある方はこちらからご連絡ください

農作業のご褒美は、採りたて生ホップを入れたビールと、新鮮なイシノマキ野菜とジビエでBBQビュッフェです。

イシノマキ・ファームでは、少量多品種でトマトやズッキーニなどの野菜を栽培しています。
地元で栽培された野菜はどれも味が濃く感じます。
石巻の自然に感謝しながらみんなでおいしく頂きました。

「太陽の下で自然の営みに対峙する農作業は苦労も多いのですが、土に触れ、体を動かし、人とかかわりを持つことで、心が晴れ晴れとします。そんな農業体験を経て、石巻への移住を決める若者も出始めているんですよ」とイシノマキ・ファーム代表の高橋由佳さん。

私も汗と泥まみれになって夢中で作業していくうちに、心が晴れやかになっていくのを感じました。心地よい疲労感に、ビールがまた一段とおいしい!

【写真提供:イシノマキ・ファーム様】

次回は8月10日から11日にかけて、イシノマキ・ファームが管理する白浜ホップファームで『Ishinamaki BEER CAMP』が開催予定です。

ホップを摘み取り、温泉で汗を洗い流し、石巻の海と畑の恵みと共にビールを楽しみ、テントサイトもしくは古民家宿に一泊。夜はホップ越しに満天の星を眺めます。
自然豊かな石巻市北上町で、夢中になってホップの収穫を体験してみませんか?

Ishinamaki BEER CAMP
■日時:
8月10日(土)~11日(日)
※詳細な集合時間、終了時間に関しては、お申込みフォームによる申し込み受付後に個別にご連絡させていただきます。
■参加費(夜・朝ご飯代、お風呂代込)※予定
大人10,000円
小学生〜未成年:5,000円
乳幼児:無料
■宿泊場所:
・イシノマキファームホップ圃場テントサイト
・Village AOYA(イシノマキファーム運営の古民家宿)
※別途、近隣の宿泊施設の情報提供は可能です。
ただし、お盆期間につき早くに満室になることが予想されるため、ご希望の方は、お早めにご自身でご予約いただく方が安心です◎
◆お申込み
必要事項をこちらのリンク先のお申し込みフォームにご記入の上、お申し込みください
https://forms.gle/MfZ9xX8HJyoyGkre6

イベントページはこちら
https://www.facebook.com/events/2137853559646722/

コウゴアヤコ
ビアジャーナリスト/ライター

1978年東京生まれ。杏林大学保健学部卒業。看護師を経て、旅するビアジャーナリストに転身。旅とビールを組み合わせた「旅ール(タビール)」をライフワークに世界各国の醸造所や酒場を旅する。ドイツビールに惚れこみ1年半ドイツで生活したことも。海外生活情報誌「ドイツニュースダイジェスト」や、雑誌「ビール王国」(ワイン王国)、雑誌「an・an」(マガジンハウス)、「クラフトビールの図鑑」(マイナビ)などさまざまなメディアで活躍中。