Fresh Hop Fest. 2018

ひろげよう!ホップの輪

今年収穫した国産ホップでつくったビールを楽しむお祭り

  • 9.1(Sat.)
  • 10.28(Sun.)

新潟県十日町 IkeIkeファーム圃場が始動

よしのたま

ビアジャーナリスト よしのたま

新潟県十日町市、雪深いこの地域では春はゆっくりやってきます。
十日町市にあるIkeIkeファーム圃場が5月下旬についに始動しました。
IkeIkeファームさんに畑のこと、圃場の様子をインタビューさせていただきました。
(写真提供:IkeIkeファームさん)

緑に囲まれたIkeIkeファームの一角

東京では真夏日も観測した5月後半、十日町市の圃場では畑の仕立てが本格化しました。緑に囲まれた畑の中には等間隔に組まれた支柱が美しく並び、その根元にはホップが植えられています。

畑の奥まで立てられた支柱。ホップはこれに巻き付いて5~7メートルの蔓を伸ばす。

IkeIkeファームでは5月20日にホップの定植を行い、30日にはかわいらしい芽が出てきました。

5月下旬、ホップの芽吹き。力強さを感じるかわいらしい芽。

IkeIkeファームでは、ホップだけでなくいろいろな野菜も栽培しています。季節により、タラの芽、うるい、ズッキーニ、茄子、白ねぎ、バターナッツカボチャ、ヤマトイモを栽培しています。見渡すかぎり植えられた野菜の数々。日々の忙しさは想像に難くありません。夏野菜はこれから次々に花をつけ、収穫のタイミングがやってきます。

何列にも植えられた茄子畑。収穫が本格化するこれからの季節は朝4時から作業に追われる。

定植された白ネギ、なんと16万本。

ヤマトイモ植えつけの準備。

タラの芽の収穫は終了し、剪定を行いました。

美しい花をつけたズッキーニ

そのような野菜と同時に、ホップは、Cascade/Crystal/Kent Golding/Mt. Hood/Sterling/Willametteなどを栽培しています。

5月20日の様子。この蔓が支柱を這い上がって空に向かって伸びていきます。

同じ十日町市にある妻有(ツマリ)ビールさんの委託を受けての栽培です。
このホップを選んだ理由として、妻有ビールのブルワー高木さんは、
アロマホップを選んで栽培しています。ビタリングよりアロマの方がホールホップの良さがでるのかな?という予測のもとです。
と話しています。
ホップはこれから冷涼な気候を味方にどんどん成長していきます。 用意された支柱をぐんぐんと這い上がって、大きく葉を広げていく姿を早く見たいです。昨年のテスト栽培では8月5日に1番花がついたとのこと。今年も8月下旬頃には毬花がつく見込みだということです。小さな白っぽい毛束のような花も、それから育つ毬花もきっと十日町の青空に鮮やかに映えることでしょう。夏が待ち遠しい気持ちになります。
一般的に、ホップの栽培1年目は収穫が厳しいと言われています。IkeIkeファームさんの本格的なホップ栽培は今年が初年となるため、今年の収穫量はあまり期待していないとのことですが、地元の農家と地元のブルワリーが有機的につながり、十日町らしいビールがこれから大きく育っていくことを期待を抱いて見ていきたいと思います。2年目、3年目と年を重ね、IkeIkeファームのホップで造られた妻有ビールが楽しめることを心待ちにしています。
よしのたま

ビアジャーナリスト よしのたま

1965年、南信州生まれ。峻険な南アルプスと中央アルプスに囲まれた自然豊かなリンゴ農家に育つ。1女1男の母。大学卒業後1年間、まだ東西に分裂していた時代に南ドイツに遊学し、各街々の地ワインにハマる。帰国後は、翻訳会社、雑誌編集、組紐製造など好奇心のままに仕事を転々とし今に至る。その好奇心はビールにも顕れ「好きなビールは?」と訊かれた際の返事が同じだったことがない。目下のところ友人のフォトグラファーが連載中のビアエッセイの影響で、アジアのビールに興味津々。趣味は着物だが、茶道や華道といった着物っぽいことには一切通じていないため、結局のところ着物を着てビールを呑みに行くというのが趣味になっている。

お知らせ一覧