今年収穫した日本産ホップでつくったビールを楽しむお祭り

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ホップそよ風通信【オリエンタルブルーイング#02】成長と発見

野田幾子

日本ビアジャーナリスト協会 副代表/ビアアンバサダー 野田幾子

圃場でホップが育ちつつある過程を、写真を中心にお伝えする「ホップそよ風通信」。石川県金沢市の「オリエンタルブルーイング」から、ホップがすくすく育っている様子が届きました。同社は金沢の山間部にある湯涌温泉地区に醸造所をかまえていますが、その隣につくった3a(300㎡)ほどの圃場で、アメリカンホップの「カスケード」と「ナゲット」を栽培しています。

オリエンタルブルーイングのホップ栽培は今年で2年目。6月中旬〜下旬、毛花は毬花へと変化し、徐々に大きくなってきています。同社代表取締役の田中 誠さんに、6月後半の圃場の様子を聞きました。

──今年ホップを栽培する中で、何か気がついた気がついた点はありますか?
田中:今年は昨年よりも成長が早いと感じています。また、蔓はナゲットの方がカスケードよりも長く育っているのですが、毬果がつくのはカスケードの方が早いですね。

──2年目でまだ手探りのことも多いかと思いますが、手応えを感じたことがあれば教えてください。
田中:圃場に生える雑草の成長スピードが早すぎて手がつけられなくなってしまったので、防草シートを一面に張ったところ、ホップの生育がよくなりました。雑草に取られていた養分がホップに回ったのでしょうか。

──現在困っていることや、悩みを抱えていることはありますか。
田中:いつ収穫するのが最適なのか、見極めが難しいと感じています。また、IBUやオイル含有量を測る方法があれば知りたい。フレッシュホップビールを醸造する時、ペレットと勝手が違ってデータがないため、使うホップの適量を見極めにくくて……。そして、他の圃場はフレッシュホップビールで使うぶん以外のホップを、どうやって乾燥したり保管したりしているのか。そのあたりはぜひ、他の圃場やブルワーの皆さんと情報交換させてもらいたいですね。


*本記事の掲載写真は6月23日撮影、オリエンタルブルーイング提供

DATA

ブルワリー名:オリエンタルブルーイング
住所:石川県金沢市東町32
Website:公式ホームページFacebookInstagramTwitter
栽培面積:3a(300㎡)
栽培品種:カスケード/ナゲット
ホップ購入方法:外販なし

野田幾子
日本ビアジャーナリスト協会 副代表/ビアアンバサダー

ビールの美味しさや楽しみ方を伝えるビアアンバサダー/日本ビアジャーナリスト協会ファウンダー。2007年のビアバー・ビアパブムック『極上のビールを飲もう!』をはじめ、数多くのビールに関する本や雑誌の企画執筆、編集、構成を務める。 現在、ビールのペアリングに特化した著・監修書『ビールのペアリングがよくわかる本』(シンコーミュージック・エンタテイメント)、監修したビアコミックエッセイ『恋するクラフトビール』(KADOKAWA)が大好評発売中。ビアイベント主宰、ビール/ペアリング講座企画開催、テレビ番組出演・企画協力も多数。