今年収穫した日本産ホップでつくったビールを楽しむお祭り

202091(火)1130(月)

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北の国でのホップ摘み体験【忽布古丹醸造】

古川 人士

古川 人士

8/29(土)北海道上富良野。
この日、忽布古丹醸造のクラウドファンディング出資者向け体験イベントが開催されました。
そのイベントに同行させていただき、忽布古丹醸造株式会社代表取締役の堤野貴之さんにお話を伺いました。

ホップ収穫体験

場所は忽布古丹醸造がホップ栽培を委託している農家さんの圃場。
当日はあいにくの雨のため、タクシーで移動することに。
JR上富良野駅でタクシーを呼び、運転手さんに目的地の圃場の場所を地図で見せたところ、「あー、あの人(ホップ農家さん)の圃場ね」と、すぐわかってくれました。
このタクシーの運転手さん、昔、農家をしていてホップを生産していたことがあった、とか。さすがホップの町、上富良野ですね!

到着すると、設営されたテントの下にイベント参加者が集まって和気藹々と忽布古丹のビールをいただきながら談笑、作業されています。全体で30人くらいでしょうか。
ホップ圃場は34アール。縦に長く、またホップの密度が濃い!圧巻です。

忽布古丹圃場

忽布古丹醸造のホップ圃場

ホップの蔓が伝った終端を、鎌のついた長い道具で切り落とし、テントの下でホップ摘み。

忽布古丹体験イベント

左)テントの下でホップの収穫。右上)ホップの蔓を切り落とします。皆さんで鎌の先端を見守っています。 右下)忽布古丹醸造のビールをいただきながら。これがメインの方も?

今回収穫したホップは試験的に栽培されている品種とのこと。

今回は体験イベントのため手摘みしていますが、通常は機械で一気に刈り取り、圃場の隣の建物にある機械で乾燥させます。

ホップ乾燥機

ホップ乾燥機。55-60度の温度で水分が7-8%ほどになるまで乾燥させます。左上の青い網が今回手摘みで収穫したホップ。

乾燥したホップは、その後ペレットに加工し、忽布古丹醸造のビール原料に使われます。
ペレットにすることで、一年通して定番のHOP KOTAN ORIGINALSを安定して生産することができます。

フレッシュホップビールはいつ飲める?

今年のホップ収穫は9/4、5。ここで全て収穫します。
すでに収穫した今年のフレッシュホップでの仕込みは、8月末に1回行っており、9月初めにまた計画されているとのことです。
完成は仕込みにあと約1ヶ月後なので、飲めるようになるのは9月末から10月上旬。楽しみですね。

今後のホップ作り

堤野さん自身、北海道札幌市に長く住んでいましたが富良野に移住。
同じ北海道ですが、都市としての規模は全然違うし、盆地特有の寒暖差などの違いはありますね、とのこと。

今後、圃場を広げる予定はあるのか伺ったところ、
「次はホップの種類を増やしたい」という意外な回答が返ってきました。
実は、主に生産しているカスケードについてはすでに十分な量が生産できており、ビールの種類の幅を広げるためにホップの種類を増やしたいのだとか。
現在は、ホップ農家さんと相談しながら土地に合う品種を検討しているそうです。

また、昨年のカスケードは全体的に優しい印象でしたが、今年の出来はまた少し違っていて楽しみだ、とのこと。
同じ品種であっても、株や土地、気候によって違いが出るホップ。
大量生産メーカーであれば、いかに味に違いを出さないようにするか考えるところを、
クラフトビールのブルワーとしては、今年の特徴を生かして、どうやって美味しく仕上げてやろうか、
と楽しまれているように感じました。
次はどんなビールになるのか楽しみです。

では、次はフレッシュホップビールでの乾杯でお会いしましょう!

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古川 人士

1975年名古屋生まれ。2003年に就職して上京。
社会人になって趣味で登山を始め、山頂で飲むビールの美味さに感動。
さらに、登山で訪れた街のビアバーでクラフトビールの美味しさに目覚める。
ビールの魅力にはまり、2017年に日本ビール検定2級に合格。

自分の感じたビールの魅力や楽しみ方を、様々な方法で発信していきたいと考えています!