今年収穫した日本産ホップでつくったビールを楽しむお祭り

202091(火)1130(月)

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「オリエンタルブルーイング」が3年目で掴んだ翌年への手応え

野田幾子

日本ビアジャーナリスト協会 副代表/ビアアンバサダー 野田幾子

石川県金沢市にあるブルワリー「オリエンタルブルーイング」。金沢中心部から車で20分ほどの山間部にある湯涌温泉地区に醸造所とホップ畑があります。

圃場は約300㎡の面積で、今年はカスケードを36株、ナゲット24株を栽培しましたが、今年も無事に収穫が終了しました。同社代表取締役社長の田中 誠さんによると、収穫量はナゲットとカスケードを合わせて約10kg。ブルワリーのスタッフに加えてボランティアの人たちにも手伝ってもらい、作業は1日中続きました。

ナゲットとカスケード、同条件でも収穫量に違いが見られた

今年3年目を迎えた「オリエンタルブルーイング 湯涌ホップ畑」ですが、栽培を通して田中さんが気づいたのは、品種ごとの生育特徴の違いだったそう。

「ナゲットはよく育っているように見えましたが、よく見ると葉っぱばかりが多くて、毱花はそれほど実っていない。一方で、カスケードは葉っぱが少ないのですが、効率よく毱花がなっていて、収穫量が多いです」。改めて、カスケードという品種の優秀さを感じたと言います。

また、どちらの品種も3年目を迎え、苗あたりの収穫量は増えてきました。「今年は、防草シートを貼ったことで、ホップに栄養分が集中したこともあるかもしれません」と田中さんは分析しています。

田中さんの願いは、来年にはコロナ禍が落ち着き、ホップ収穫祭を開催すること。来年こそフレッシュホップビールで乾杯しながら、ホップ収穫の喜びを多くの人と分かち合いたいですね。

ホップの葉の下でカエルが雨宿り。間違えて収穫しないように注意が必要かと思いました(笑)」(田中さん)

*本記事の掲載写真はオリエンタルブルーイング提供

■DATA

ブルワリー名:オリエンタルブルーイング 湯涌醸造所
住所:石川県金沢市東町32
Website:公式ホームページFacebookInstagramTwitter
栽培面積:3a(300㎡)
栽培品種:カスケード/ナゲット

野田幾子
日本ビアジャーナリスト協会 副代表/ビアアンバサダー

ビールの美味しさや楽しみ方を伝えるビアアンバサダー/日本ビアジャーナリスト協会ファウンダー。2007年のビアバー・ビアパブムック『極上のビールを飲もう!』をはじめ、数多くのビールに関する本や雑誌の企画執筆、編集、構成を務める。 現在、ビールのペアリングに特化した著・監修書『ビールのペアリングがよくわかる本』(シンコーミュージック・エンタテイメント)、監修したビアコミックエッセイ『恋するクラフトビール』(KADOKAWA)が大好評発売中。ビアイベント主宰、ビール/ペアリング講座企画開催、テレビ番組出演・企画協力も多数。