今年収穫した日本産ホップでつくったビールを楽しむお祭り

202091(火)1130(月) また来年乾杯しましょう!

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ドイツ式栽培法で「MURAKAMI SEVEN」の栽培にチャレンジ!

野田幾子

日本ビアジャーナリスト協会 副代表/ビアアンバサダー 野田幾子

「瀬内ホップ畑」は、岩手県遠野市でBEER EXPERIENCE株式会社(以下、BE社)が運営する圃場です。同社は、日本産ホップの一大産地である「ビールの里・遠野」で、ビールに使われるホップの生育状況や加工方法、ビールの楽しみ方などと伝えるビアツーリズムを行っています。


BE社は、1.46haの規模を持つ瀬内ホップ畑で、今年よりキリンビールが開発した日本産ホップ「MURAKAMI SEVEN」の栽培を始めました。最大の特徴は、ホップ栽培の効率化と安定収穫を目的として、ドイツで使用しているホップ栽培専用機械を導入している点です。

具体的には、圃場で機械での作業がしやすいように畑を集積・大規模化し、支柱の間隔も拡大しました。また、土寄せ機、防除作業機、糸つけ用の高所作業機、収穫用トラクターなどを使って各工程のホップ栽培専用機械を導入し、機械作業がしやすいように畑を集積・大規模化しています。

天候不順、コロナ禍を乗り越え来年はさらなる規模の新畑を

瀬内ホップ畑とホップの生育状況について、BE社の取締役副社長を務める浅井隆平さんに振り返ってもらいました。



──瀬内ホップ畑は本格的なドイツ式栽培の圃場として1年目を終えましたが、今年の結果や感触はいかがでしたか。

浅井:今年のMURAKAMI SEVENの収穫量は約700kgで、残念ながら私たちとしては満足のいくものにはなりませんでした。栽培1年目なので、苗が若いことに加え、ドイツ式の栽培技術の習得がまだまだこれからという状況。また、今年は長梅雨のため畑で作業ができなかった日も多く、栽培作業のスケジュールが後ろ倒しになってしまったことも原因に挙げられます。

収穫時は熟練の技を持つ遠野ホップ農業協同組合の皆様のご協力のもと、無事に作業を終えることができました。心から深く感謝しております。

──コロナ禍では、ビアツーリズムの実現は難しかったのではないでしょうか。そんな中、どういった工夫をされましたか。

浅井:昨年のようにたくさんのお客様をホップ畑にお連れすることはできませんでしたが、東北圏内のお客様をアテンドしたり、オンラインビアツーリズムを新たに開催したりできました。オンラインビアツーリズムには約300人の方々にご参加いただけて、本当にうれしく思っています。これまでとは違う方法で、日本産ホップの魅力をできる限り広く発信するチャレンジにつながったと感じています。

──来年の展望や目標を教えてください。

浅井:来年は、新たに2.36 haの規模の新畑にホップを育てていきます。栽培作業も人手が足りず、大変なことが予想されますので、ぜひ「ホップ栽培を手伝ってみたい!」という方を募集して、乗り切っていきたいと考えております! 引き続き、応援のほど、よろしくお願いいたします!!




*本記事の掲載写真はBE社提供

■DATA

圃場名: BEER EXPERIENCE株式会社 瀬内ホップ畑
住所:岩手県遠野市青笹町糠前31-19-7
Website:公式ホームページFacebookTwitterInstagram
栽培面積:1.46ha
栽培品種:MURAKAMI SEVEN

野田幾子
日本ビアジャーナリスト協会 副代表/ビアアンバサダー

ビールの美味しさや楽しみ方を伝えるビアアンバサダー/日本ビアジャーナリスト協会ファウンダー。2007年のビアバー・ビアパブムック『極上のビールを飲もう!』をはじめ、数多くのビールに関する本や雑誌の企画執筆、編集、構成を務める。 現在、ビールのペアリングに特化した著・監修書『ビールのペアリングがよくわかる本』(シンコーミュージック・エンタテイメント)、監修したビアコミックエッセイ『恋するクラフトビール』(KADOKAWA)が大好評発売中。ビアイベント主宰、ビール/ペアリング講座企画開催、テレビ番組出演・企画協力も多数。

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